校長室より

高岡市小・中学校科学展覧会

 9月9日(土)・10(日)に、戸出コミュニティセンターにおいて、第70回高岡市小・中学校科学展覧会が行われています。これに本校科学部から2点出展し、次のように受賞しました。

 

金賞 「惑星に関しての様々な疑問を自分達なりに調べた」 富山県科学展覧会出展決定

銀賞 「石の歴史を探って」

 

 「惑星に関しての様々な疑問を自分達なりに調べた」は、中学校の理科の授業で学んできたことを「太陽系の天体」に当てはめようとしたときに湧き出た素朴な疑問を、中学生なりに考案・実施できる実験方法にて追究しようとした、新しいスタイルの研究です。なるほど、こういうスタイルの研究方法はアリだなと感じました。アンモニアが光の屈折率に比較的大きな影響を及ぼすことを実験によって検証し、惑星の色や模様に関係しているのではないかということを中学生らしく見出しています。エクセレント!

 「石の歴史を探って」の方は、校庭のそれぞれ種類の違う33個の石について、こちらも中学生らしい検証方法を用いて調べています。特に面白かったのは、33種類の石のうちの6個がブラックライトによって発光し、さらにそのうちの多くが酸やアルカリに反応していること。さらにさらにそのうちの2個は電流まで流れてしまうなど、大人が気付きそうもない大変興味深いことが調べられており、こちらも金賞レベルと感じました。ワンダフル!

 何よりも、「熱中症警戒アラートの発令」が大変多かった夏休み。活動時間がほとんど与えられなかったのに、良識を守りながら優れた研究をしてくれた本校科学部を、私は誇りに思っています。ありがとう!

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