校長室より

授業の一場面から(その13)

 理科室では2年生の理科の授業が行われていました。以前から紹介しているように、この先生は本当によく観察・実験、つまり「体験的な学習」を重視してくれています。理科教師に限ったことではありませんが、生徒に失敗はさせたくないし、分かりやすい授業をしたいので、観察・実験を行うための準備は大変。授業をしていない時間も教師は、せっせと準備をしていることが多いのです。これは一般社会の皆様には見えることのない業務のひとつです。

 加えてこの先生は学年主任であり、部活動の顧問でもあります。本校のような小さな学校の場合、他の先生が出張で不在のときや、体調を崩して休んだときには、補欠として授業が増えてしまいます。本日がそのような日でしたが、本当によくこなしてくれています。しかしながら、朝から晩まで出ずっぱり。へとへとになるに決まっています。へとへとになっても、授業を、生徒を大切にしてくれているのです。

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