校長室より
授業の一場面から(その14)
3年生の家庭科では、「高齢者の身になって生活を考える」という授業を行っていました。疑似体験セットを用いて、加齢による視覚、聴覚、筋力等の身体的変化や、それによる高齢者の気持ち、介護方法、コミュニケーションの取り方等を体験的に学んでいます。そのために、疑似体験セットを装着する生徒は、介護者役の生徒とペアになって行動してみるのです。
私には60年間積み重ねてきた自分の体の変化はわかりませんが、14~15歳の生徒たちには、装着による急激な変化を体験できたはずです。「校長先生の体はこんな感じですか?」「失礼な!でもそうかもしれない。私の体の感じを体感してみなさい!」という感じでした。